【PlayStation】爆死したゲームハードシリーズ〜SONY編(PSシリーズ)〜

【PlayStation】爆死したゲームハードシリーズ〜SONY編(PSシリーズ)〜

今やスマホでゲームアプリがあり、
PCでもSteamがあり、ゲームプレイの幅が広がっているためか、
SONY(PlayStation)や任天堂(Switch)などの超大手のゲームハードしか発売されていません。

しかしかつては、様々なメーカーがゲームハードを開発し競争を繰り広げていました。

ゲームハード競争が起こることによって生まれるのが「爆死ハード」です。

そこで今回は、ゲームハード紹介シリーズ第1弾として、
大手だけどたまに爆死するSONY(SIE)のハードで爆死したものを紹介していこうと思います。
※値段は記事公開時の参考価格。

「あったなぁこんなハード」と懐かしんでもらえれば幸いです。

1. PlayStation Vita

まずは新しめのものから紹介いたします。

こちらは爆死したというと失礼なくらいかとは思いますが、
一応紹介いたします。

「PlayStation Vita」は2011年にSONYから発売された携帯ゲーム機です。
特徴を一言で表すと、PSP2という感じですね。


PSPの後継機として開発され、現在新型Nintendo Switchで話題の「有機EL」を、
携帯ゲーム機としては初めてディスプレイに採用。

メモリは当時の同メーカー据え置き機のPS3よりも処理能力が高く、
背面タッチパネルなど、新しい機能をたくさん盛り込んでおり、
ゲーム機としては文句なしの性能でした。

しかし、リリース初期は、
人気シリーズのモンスターハンターが今までSONYのハードでリリースしていたのに、
最新作が大人の事情でライバルの任天堂のハード、「ニンテンドー3DS」でのリリースになるなど、
キラーコンテンツとなるようなタイトルの発売がなかったこと、
また、初期不良が多いとの噂がネットを中心に広まってしまい、
販売台数が思っていたほど伸びず、
携帯ゲーム機としては同時期に発売されたニンテンドー3DSに大きな差をつけられてしまいました。
(先代のPSPの販売台数が国内累計で約2,000万台に対し、PSVITAは約500万台。
ちなみにニンテンドー3DSは約2,500万台

2019年に出荷終了。

しかしながら本体の性能は高いため、対応ソフトは、
PS3で発売されているソフトのVita版などクオリティが高いゲームが多いです。

・参考中古価格 ¥10,000〜¥20,000程度

現在、PSVITAのソフトはギャルゲーなどの出荷本数が少ないソフトがプレミア化していますが、
今後、他のソフトもプレミア化していくと予想されます。

気になるゲームがある方は、高額になってしまう前に、
早めに購入しておいた方がいいかもしれません。

PSVITAのWikiはこちら。
PlayStation Vita

2. PSP go

正式名称は「PlayStation Portable go」。

「PSP go」は2009年に発売されました。
発売前にPSPの新型が出ると情報が入った時は期待されていました。


ちなみに補足すると、
「PSP」は、プレイステーションポータブルのことで、
メジャータイトルも多数発売されていた人気携帯ゲーム機です。
当時は携帯ゲーム機といえば、任天堂のDSかPSPかという印象があります。

ということで期待されていましたが、
そもそもPSPとはベクトルの違う機種として開発されていて、
PSPよりも軽量化されたり、本体をスライドさせるとコントローラー部分が出てきたりと、
面白い機種ではありましたが、なんかこれじゃない感がありました。

iPhoneで言うと、「iPhone SE」ですね。
いや、iPhone SEはいい機種です。僕も使ってますし。

というかPSPがまだバリバリ現役でしたし、
対応ソフトがPSPソフトのダウンロード版のみということで、
当時はまだダウンロード版がそんなに根付いていなかったこともあり、
また、PSP goの発売と同時にPSPが値下げされ、
そちらに注目が集まり、販売台数は伸びませんでした。
(国内販売台数16万台

2011年に生産終了。

PS1のゲームアーカイブスに対応しているので、
PS1のゲームをどこでもプレイできるのは嬉しいですね。

PSP goは専用ソフトがなく、PSPソフトのダウンロード版を購入して遊びます。

PSP goのプレイステーションストアは終了しているので、
PCもしくはPS3からプレイステーションストアでソフトを購入しておき、
同じPSNアカウントでPSP goからダウンロードしましょう。

PSP用のダウンロード販売は、元々今年2021年の7月に終了する予定だったのを撤回していました。

PSPファンの方は安心したと思いますが、
また終了を発表するかもしれませんので、
こちらも今のうちに購入しておくのがいいかもしれません。

参考中古価格
¥10,000〜¥20,000程度


PSP go本体自体、レトロゲーム好きなどから沸々と人気が出てきており、
今後中古価格が上がっていく可能性もありますね。

PSP goのWikiはこちら。
PlayStation Portable go

3. PSX(ピーエスエックス)

こちらは2003年発売。

どちらかというとゲームハードというよりは家電の扱いになるかもしれません。


2000年に発売されたPS2から3年。
PS2の次世代型か!?
と思ったら、HDDを搭載したレコーダー付きのPlayStation 2でした。
カッコよく言うと、「ハードディスクが搭載されたハイブリッド(HDD・DVD)レコーダー」ですが、
要はHDDがついていて、録画ができるPS2です。

発売当初は約10万円とかなり高額なためなかなか手を出しづらい価格でした。

しかし2代目の型式が値下げされて、 
HDD、DVDレコーダー部門での家電量販店売上1位になったこともあるようで、
レコーダーとしての売上台数はそこそこあったようです。

ゲームハードとして捉えるものではない気もしますが、 懐かしいハードなのここで紹介しました。

2014年にアップグレードディスク配布を終了。

参考中古価格
¥100,000円程度


PSXはPS1、PS2規格のソフトに対応しています。

PSXのWikiはこちら。
PSX

4. まとめ

PS1からハードの歴史が始まったSONY。
PS1、2とPSPで成功を納めていますが、ニンテンドーDSやWiiの登場以降、
任天堂との競争がさらに激しくなっていますね。

SONYは他にもPS3が序盤爆死気味でしたが、
低価格化とソフトの充実によって持ち直しました。

現行機のPS5は半導体の不足などの問題から生産台数が少なく、
販売を絞っていますが、今後どうなっていくか注目ですね。

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