爆死したゲームハードシリーズ〜任天堂編〜【Wii U、ゲームキューブ、バーチャルボーイetc…】

爆死したゲームハードシリーズ〜任天堂編〜【Wii U、ゲームキューブ、バーチャルボーイetc…】

Nintendo Switch、3DSなど、
任天堂はハードもソフトもとても優れたものが多いですよね。

そんな任天堂もかつてはハードの売れ行きが微妙な時期もありました。

そこで今回は、ゲームハード紹介シリーズ第2弾として、
任天堂のハードで爆死したものを紹介していこうと思います。

※値段は記事公開時の参考価格。

「あったなぁこんなハード」と懐かしんでもらえれば幸いです。

1. Wii U

まずは新しめのものから紹介いたします。

Wiiの大ヒットから6年。
後継機として満を持して発売されたのがWii Uです。


本機には液晶ディスプレイを搭載したコントローラ「Wii U GamePad」が同梱。
テレビ、GamePadとの2画面で、もしくはGamePad画面のみでゲームを遊ぶことができる仕様になっています。

今のSwitchの感じに似ていますね。

性能としては、Wiiとの後方互換があり、5.1chサラウンドに対応、
時代の流れに合わせて任天堂のゲーム機としては初めて、HD、1080pの映像出力に対応。

しかし、Wii U発売時点の任天堂ゲームタイトルから次のタイトル発売までに半年以上かかったり、
2画面のゲームの開発が大変なのか、サードパーティのソフトも少なく、
販売台数が思っていたほど伸びませんでした。
(先代のWii販売台数が国内累計で約1,200万台に対し、Wii Uは約300万台。

後期にはスプラトゥーンが話題になりましたが、スプラトゥーン2がSwitchで発売され、
ほとんどの方はSWitchで遊んでいますね。

2017年に出荷終了。

・参考中古価格
¥10,000前後


ハードとしては爆死しましたが、
現在、Wii Uはバーチャルコンソールとしてレトロゲームを遊ぶことができます。

対応ゲームの中には、ソフト版にプレミアがついてしまったゲームもあります。

しかし、いつWii Uのニンテンドーeショップが終了するかわかりませんので、
気になる方は早めにダウンロードしておいたほうがいいかもしれません。

・配信されているゲーム機種
ファミコン(FC)、スーパーファミコン(SFC)、ニンテンドー64(N64)、
ゲームボーイアドバンス(GBA)、PCエンジン、MSXなど

Wii Uで遊べるソフト:任天堂ホームページ

2. ゲームキューブ

正式名称は「ニンテンドーゲームキューブ」。

ゲームキューブはNINTENDO64の後継機として2001年に発売されました。


カプコンが人気シリーズ「バイオハザード」を本機のみに供給すると発表するなど、
当初は話題になりましたが、
すでに覇権を握っていた「PS2」が全盛だったこともあるのか、
サードパーティ製のソフトの売り上げが伸びず、 本機も販売台数は伸びませんでした。
(ライバルのPS2国内販売台数が約2,200万台に対し、
本機は国内販売台数約400万台

カプコンも早々に手のひらを返してしまいましたね。

2006年に生産終了。

また、ライバルのPS2が、格安のDVDプレーヤーとして売れた側面もあるため、
本機にDVDプレーヤー機能をつけた「Q」というハードを発売しましたが、
PS2には全く敵いませんでした。

しかし、ゲームキューブのゲームは、
大乱闘スマッシュブラザーズDX、カービィのエアライドなど名作も多く、
ファンが多数います。

個人的にはバテンカイトスなどが好きです。

参考中古価格
¥5,000前後


ゲームキューブのWikiはこちら。
ニンテンドーゲームキューブ

3. NINTENDO64

ハードの主流がスーパーファミコンから、SONYのプレイステーションに移り変わって約2年。

プレイステーション(とSEGAのセガサターン)に対抗すべく、
スーパーファミコンの後継機として1996年に発売されました。


スーパーマリオ64に代表されるような3Dのゲームに、任天堂として初めて本格的に対応。

しかし、今までスーパーファミコンでソフトを作っていたメーカーは、
すでにプレイステーションに参入済み、
ソフトの開発費もプレイステーションに比べて高額になってしまうこともあり、
ソフトが少なく、販売台数は伸びませんでした。
(ライバルのプレイステーション国内販売台数が約2,000万台
前世代のスーパーファミコン国内販売台数が約1,700万台に対し、
本機は国内販売台数約500万台

2003年に生産終了。

参考中古価格
¥5,000円前後


本機の日本での売上は微妙でしたが、
ゲームソフトは、人気シリーズの大乱闘スマッシュブラザーズの初代や、
ゼルダの伝説-時のオカリナ-など、名作が多く、
特にアメリカで人気が高く、日本より多い約2,000万台を売り上げています。

スマブラとマリカーはたくさん遊びましたね〜。
久々にマリカーやるとレインボーロードのショートカット右飛ぶか左飛ぶかどっちだったかわからなくなります。

NINTENDO64のWikiはこちら。
NINTENDO64

4. サテラビュー

ハードというには微妙ですが、珍しいので紹介します。

スーパーファミコンに接続する周辺機器として1995年に発売しました。

これは、任天堂が出資した衛星放送を利用し、
衛星からゲームデータや放送コンテンツを受信し、
スーパーファミコンで楽しむというもの。

インターネットなんかほとんど普及していなかった時代、
相当先進的なサービスでした。

しかし、当時をご存知の方はわかると思いますが、ユーザーにはあまり響きませんでした。
もちろん、私もピンと来ませんでした。
(それでも約200万台出荷しています)
まさに時代を先取りしすぎたサービスですね。

ちなみに、隠れた名作も多く、
人気ソフト「クロノクロス」の元ネタとなった「ラジカルドリーマーズ」などがありました。

5. バーチャルボーイ

小型ゲーム機では、ゲームボーイで覇権を握っていた任天堂が1995年に新たに発売したのが、
このバーチャルボーイです。



スタンドに据え置かれた赤い部分がゴーグルのようになっており、
そこに眼科の目の検査のように額を当てて遊びます。

左右で異なる画面を表示することによって、立体的に見えるというものです。

本機は、当時の主流のゲームからかなり異彩を放っており、
ユーザーに根付かず販売台数は伸びませんでした。
(国内販売台数が約17万台

発売から1年程度で生産終了。

参考中古価格
¥30,000〜¥40,000円


ゲーム画面はかなり異質となっていて、
黒背景に赤い線だけで画面を構成していました。


引用:GAME Watch:発売26周年! はやすぎたVRゲーム機「バーチャルボーイ」をいま振り返る

いかにも目に悪そうですよね笑
個人的にも、すごく目が痛く感じました。
しかし、アメリカの研究では目にはいい結果が出たようです。

バーチャルボーイのWikiはこちら。
バーチャルボーイ

6. まとめ

任天堂はハードの歴史が古く、
紹介したもの含めたくさんのハードを販売しています。

他にもニンテンドーDSのマイナーチェンジ版のDSiなど、
微妙なハードもありましたが、
据え置き機のファミコン、スーパーファミコン、
携帯機のゲームボーイ、DSなど、主流を担っていた時代が多いですよね。

今回爆死として紹介したものも、
ハードの売り上げは微妙でも人気ゲームソフトが多数あり、
今でも一定の人気があるのはさすが任天堂ですね。

現在はNintendo Switchが最新ですが、
今後どのようなハードが発売されるか楽しみです。

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